2 インフォメーション
◆ 「交流サロン 中央図書館に行ってみよう!」を開催しました。
利用者の皆さんやご家族、障害福祉関係の方、そして職員が楽しくおしゃべりしながら色んな情報交換をする「交流サロン」。
昨年11月に開催した交流サロンでは「中央図書館に行ってみよう!」というテーマで、小倉北区にある市立中央図書館へ行きました。
当日は現地や最寄りのバス停などで待ち合わせをして、参加者11人のみなさんと見学をしました。
集合場所は中央図書館の1階エントランス。まず、中央図書館奉仕課の堀尾係長から施設の概要をお話いただきました。
中央図書館は建築家・磯崎 新氏によって設計されました。磯崎氏の建築物で市内にある有名な施設として市立美術館があります。美術館は高台に建っており、二本の筒が前方に飛び出したような外観。「丘の上の双眼鏡」という愛称があります。一方、図書館はというと、平地に建ち、屋根の形は丸いかまぼこ型。色は緑色です。とても愛着のある外観ですが、職員の方はこっそり「地を這ういもむし」と呼んでいるそう。エントランスは2階まで天井が吹き抜けて高く、アーチ型。コンクリートで造られています。また、美術館と併せて、映画「図書館戦争」のロケ地となったことでも有名で、聖地巡礼で来館する方も多いとのことです。
中央図書館は入口から窓口までは点字ブロックがありません。正確には点字ブロックのようなものが入口から途中まで設置されていますが、そのまま進むと窓口ではなく作業部屋に辿り着いてしまいます。来館の際に窓口まで辿り着くことができるか検証のため、参加者の方に実際に歩いてもらい、意見を伺いました。
その後、オーディオブックや大活字本などがあるエントランスの読書バリアフリー図書のコーナーを紹介していただき、窓口を過ぎたところにある雑誌コーナーの反対側の棚にある音楽CDのコーナーを確認しました。
音楽CDのコーナーを後にして、つづら折りになっているスロープの道を3本進み、子ども図書館2階大研修室へ。スロープの1本目は一般図書室、3本目は参考資料室とつながっています。2本目は外側に面しており、リバーウォークなどの商業施設を眺め見ることができます。
中央図書館は勝山公園の丘陵地を生かして建てられたので、館内は、とても複雑な構造になっています。中央図書館の書庫や事務所、中央図書館、子ども図書館と縦長につながっているのですが、階層の内訳がバラバラ。例えば、最寄りのバス停である「市立中央図書館・文学館前」から一番近いのは子ども図書館。ここは地上なのに地下1階になります。1階に上がって、中央図書館の方へスロープでゆるやかに下っていくのに辿り着くのは中央図書館の1階。中央図書館のバックヤードの書庫や事務所は地下2階まであるそうで、さらに細かい層になっています。
大研修室では「よむべえ」の説明会と意見交換会を行いました。
「よむべえ」は音声・拡大読書器で、紙の印刷物をスキャンなどで読み込むと、書いてある文章を読み上げてくれる機器です。講師の方に操作方法をメインに教えていただきました。
最後の意見交換会では見学の感想や図書館へのご要望などさまざまな声をお聞きすることができました。
そして後日、中央図書館の堀尾係長から次のようなメッセージを頂きました。
交流サロンの皆様に実際に中央図書館までおいでいただくことで、新たな気づきが多くありました。特に意見交換会では、貴重な生のご意見を直接伺うことができ、とても有意義な時間となりました。このご意見を今後の図書館サービス向上に役立てていきたいと思います。どうもありがとうございました。
堀尾係長をはじめ中央図書館の皆さま、ありがとうございました。
これからも公共図書館さんと連携して、より良いサービスにつなげていきたいと思います。
次回の「交流サロン」について、詳細など決まりましたら、また図書館だよりでお知らせします。お楽しみに。
◎お問合せ先
北九州市立点字図書館
〒806ー0021 北九州市八幡西区黒崎3-15-3 コムシティ5階
TEL:093-645-1210
(担当:福島・大久保)
◆ サークルのご紹介
西部障害者福祉会館では、障害のある人とない人が一緒に学べるサークルがたくさん活動しています。
その中でも視覚に障害のある方に特化した、又は参加しやすいサークルを紹介します。
今回、第3回目は、「北九州明友会」のご紹介です。
【団体名】 北九州明友会
【活動内容】
「明友会」は、視覚障害者を中心としたペアダンスを楽しむサークルです。
活動内容は、全身ストレッチ、発声、ウォームアップとしてメレンゲというペアダンスから始まり、一人、そして組んで歩く練習。それから休憩を挟んで2種類のペアダンスを行います。
ここのペアダンスは日本で一般に行われている競技用スタイルの社交ダンスではなく、パーティなどで楽しむ為の気楽に何処ででもできるアメリカンスタイルの社交ダンスです。
種目はワルツ、タンゴ、サルサなど色々あります。
普段着でいつも履いてるシューズでできます。
視覚障害者を中心としていますが、ヘルパーさんや健常者の方など年齢も関係無く、どなたでも参加できます。ダンスの経験の有無も問いません。
日本ではアメリカンスタイルの社交ダンスは余り知られていないので、北九州では多分誰もが初心者となると思います。
ここでの目的は、健康と親睦です。ダンスは人間にとって歌と同様ナチュラルなものです。
音楽がかかれば自然に体を動かそうとしたくなります。リズム感が無くても大丈夫です。
やっていくうちに自然と誰もが踊れるようになります。
とにかく楽しんでできるいい運動になります。
またステップは覚えなくてはいけないので頭も使います。認知予防に最適のものとよく言われます。
皆さんもトライしてみませんか?
興味のある方は、直接活動日に見学にお越しください。お待ちしています。
【活動日】 毎月隔週土曜日 10時~11時45分
【場所】 西部障害者福祉会館 音楽室・軽運動室 (コムシティ5階)
【お問合せ】 090-4389-5280 ヨシ 矢野 (ジャパンソーシャルダンスクラブ主宰)
ホームページ https://yoshiyano.jimdofree.com/
◆ 「障害福祉ガイド(令和6年度版)視覚障害者版」が出来ました。
「障害福祉ガイド」は、障害のある方とその家族の方が利用することができる制度や事業等の福祉サービスの概要、及びこれに関連する機関等を紹介した北九州市のガイドブックです。
このたび、点字版と音声版(一般のCDプレイヤーでも再生できます)が完成し、市内各区役所「高齢者・障害者相談コーナー」窓口と東部・西部障害者福祉会館に置いています。ご希望の方は各窓口までお問い合わせください。
なお、テキスト版も北九州市のホームページに掲載される予定です。