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9 この本、おもしろかった!~わたしの一冊~

点字図書館だより

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9 この本、おもしろかった!~わたしの一冊~

   点字図書館を利用される皆さんがつなぐこのコーナー。前号のやすもとさんからバトンを

  受け取ったのは、43号に登場のトドさんです。

   なんでも、おすすめのシネマ・デイジーがあるとか―。ではトドさん、どうぞ!

 

*******   *******   *******

 

   ごめんなさい、押しかけてきたトドです。

   作家、天藤真の「大誘拐」が、シネマ・デイジーになりました。もちろん、原作もデイジ

  ー版であります。少し古いので感覚的にどうかな?と思い両方お借りしましたが、些末なこ

  と(携帯が無くてトランシーバーを使用など)以外は、今の気持ちにもピッタリするものだ

  と思います。やわらかくて、温かくて、人を信じたくなる作品だと思います。

   「誘拐」と聞いて、「あらイヤだ」と思わないでください。

   残酷なことも何も起きません。悪い人は一人も登場しません。

   何よりも、音声解説をしている方が実に上手です。

   シネマ・デイジーは短いですから、まずこれを聞かれて、原作をお読みになりませんか?

 

   監督の岡本喜八は、日本の林業を憂いて、手弁当でこのプロジェクトを立ち上げました。

   その思いが、素晴らしい人との出会いに繋がったのでしょう。なんといってもキャストが

  魅力的です。主人公「紀州の山林王」、とし子刀自を演じる北林谷栄さん、県警井狩本部長

  演じる緒方拳さん、元女中頭くらを演じる樹木希林さん、その他、イラストレーターの山藤

  章二、作家の景山民夫も新聞記者の端役で、嬉しそうに飛びまわったりしています。

   とにかく、このとし子刀自の力と魅力たるや、言語に絶します。壮大な大人のおとぎ話で

  す!ぜひぜひ、どうぞ。

 

   この映画で強いて悪役を探すとすれば、国家と政府であろうと思われます。

   大富豪とし子刀自をめぐる誘拐劇は、クライム(犯罪)コメディとして実に痛快に描かれ

  ていますが、誘拐されたとし子刀自の意外な行動の背景に浮かびあがるのは、日本の林業の

  衰退、国に翻弄されてきた歴史です。

   ほとんど国策で植えさせた杉は、三代かからなければお金になりません。気の遠くなる手

  間と日数をかけてやっと一本の、出荷できる木材になるのです。

   それをいきなり北米から、安くて規格きっちりの、板になった木材を大量に輸入するよう

  になったために、日本の木材は売れなくなりました。

   結果、山は荒れ、海は痩せ、魚は減り…花粉症が増えたのも、ほとんどそのせいです。

   今は、手入れされなくなった山を外国の人達が安く買い叩いて、大量に買っています。

   山は私たちの飲み水まで蓄えてくれていますから、やはり大切にするべきだと思います。

  「安い」「お手軽」ばかりに頼っていたら、先々の人たちが困るのではないかとも思います。

 

   なお、林業に少しでも興味がおありでしたら、三浦しをんの「神去なあなあ日常」がおす

  すめです。何より、笑えます。しかも若い人の物語で、かすかな、かすかな光明も見えない

  でもありません。

 

   最後に…いつもいつも探し物を快く引き受けて下さる図書館員の皆々様のお蔭で、懐かし

  い、大好きな本に次々に逢えております。心からありがとうございます。

   また、ボランティアの皆様には、日頃より多種多様な本を貴重なお時間を割いて製作して

  頂き、重ねてありがとうございます。北九州のボランティアの皆さんに読んで頂いている本

  は、漢字が浮かぶほど滑舌が良く、間の取り方も良く、お一人お一人が控えめながらも演技

  力もお持ちだと感じております。ランク付けは嫌ですが、日本でもトップクラスと思います。

  「ドスン!」(トドの太鼓判)。

   14年に渡りお世話になる中で、名前を聞いてわかる方、お声を聞いてわかる方も増えて

  きました。

   日々ほんとうに楽しみで幸せです。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

ここまで本文です。

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