生きがい
「斎藤君インタビュー」
【斎藤君のプロフィール】
斎藤 龍樹(さいとう・りゅうじ)
平成元年生まれ 31歳
・2011年3月
東日本(ひがしにほん)大震災(だいしんさい)に伴う原発(げんぱつ)事故による影響で福島(ふくしま)から遠賀町(おんがちょう)にいる知人を頼りに移住
・2011年6月
NPO法人My夢(マイム)に通所
NPO法人My夢は、生活介護・就労継続支援B型、短期入所などの福祉サービスを行う施設です。今回は、My夢に通所している斎藤君に、いつも描(か)いている絵のことや、これからの夢について、QアンドA形式でインタビューしてみました。
(聞き手/第1作業所 支援員 水上(みずかみ))
Q:My夢に通所して何年になりますか?
A:11年になります。
Q:絵はいつから描(か)いているのですか?
A:2009年10月(福島在住時)、父に言われて家に飾るためのカラフルな仏様(ほとけさま)を描き始めたのが最初です。
Q:何を使って描いていたのですか?
A:鉛筆と色鉛筆です。
Q:遠賀町に越して来てからも、絵を描いていたのですか?
A:家で仏様を描いていました。鉛筆、マーカー、ボールペンを使い始めました。
Q:いつから、現在の面・点・線で描くようになったの?
A:遠賀に来てから自分で考えて描くようになり、色鉛筆はあまり使わなくなりました。
Q:色を塗る事は好きですか?
A:今は、面・点・線を意識して、白黒で描く方が好きです。
Q:クラブ活動に入って、今までと違った事はありますか?
A:風景画・お花・お菓子の箱絵(はこえ)など、色々な題材があって、楽しかったです。
Q:描いた絵を見て、自分でどう思いましたか?
A:面・点・線が立派に見えました。感動しました。
Q:絵を描くことを難しいと感じた事はありますか?
A:無いです。おもしろいです。
Q:描き方の順番はいつも一緒ですか?
A:鉛筆で下描きをして、マーカーでペン描き、ここで消しゴムを使って線を消す。面・点・線を意識して、順番に描き入れます。最後は、ギザギザ線・マル線・波線を入れるのがこだわりです。
Q:作品や題材で好きなものはなんですか?
A:特急列車の前顔(まえがお)・女性車掌・三毛猫の顔です。
Q:今後の夢はありますか?
A:一人旅に行きたいです。(コロナ前はよく1人で行ってました。) 京都で舞妓(まいこ)さんに会いたい、奈良の吉野(よしの)の桜を見たい、東京のフジテレビ、羽田(はねだ)空港、栃木の鬼怒川(きぬがわ)温泉。以上、4か所に行きたいです。