4 ちょっと一息~リレーコラム
毎日が奇跡
主任 永山 容子
世界のいろんな場所で、今まで想像もしなかったような悲惨なことが起こっています。
テロにせよ、自然災害にせよ、被害にあって不幸にも亡くなった人たちは、まさかこ
こで自分の人生が終わるなんて思いもしなかったでしょう。
今、私は生きています。食べることに困ることもなく、命の危険にさらされることも
なく。それを「普通」のこと、「当たり前」のことだと、以前は思っていました。という
よりも、何も意識していなかったと言ったほうが正しいでしょう。
しかし、大きな地震や強烈な台風や無差別テロなど、信じがたい悲惨なニュースが飛
び込んでくると、自分はここにこうしていていいんだろうか、などと思ってしまいます。
こうしてみると、やはり「普通」「当たり前」のことは、存在しないんだと思うのです。
私が、今日、無事に1日を終わることができるのは「奇跡」なのです。そんな「奇跡」
が積み重ねられて、私は今ここにいるのです。そして、明日また「奇跡」が起こるかど
うかはわかりません。だから今日を精一杯生きなければなりません。精一杯仕事して、
精一杯遊んで、精一杯笑って、ときには泣いて…。今日の「奇跡」に感謝しながら、眠
りにつく、そんな日々を送りたいと思っています。