県知事表彰
県知事表彰受賞おめでとうございます。
令和6年10月29日(火)、春日市(かすがし)のクローバープラザにおいて福岡県社会福祉大会が開催されました。
この大会の式典では、地域で活動するボランティアや社会福祉施設従事者などの表彰の他、長年の活動の功績に対する障害のある当事者への表彰も行われます。
今大会でこの度、福岡県知事表彰(心身障がい者自立更生者)を、北九州市視覚障害者福祉協会(以下「視障協」)の田原直平(たはらなおひら)さんが受賞されました。
田原さんは、生まれつきの視覚障害で、中学から北九州盲学校(現:北九州視覚特別支援学校)に入学、寄宿舎生活を送りながら学校で点字を習得し、高等部では首席になるなど、ひたすら勉学に励んできました。高等部、専攻科であんま・鍼・灸の技術を習得し、卒業後は自宅で鍼灸院を開業、その後、知人に誘われた整形外科医院でのマッサージの仕事に転職し、そこから40年以上その仕事に従事してきました。
平成20年に視障協に入会、そこから当事者活動に関わるようになり、平成22年に副会長、令和4年には会長に就任され、現在も視障協会長として視覚に障害のある人たちの社会参加推進のため、当事者活動に従事しています。
田原さん、この度は栄えある受賞、誠におめでとうございます。
今後ますますのご活躍を心から祈念申し上げます。
田原さんは、大会当日都合により欠席となりましたが、後日障害者福祉会館で表彰状授与式を行いました。