北九州、再発見!!~ユニバーサルな観光スポットを♪~
北九州市立松本清張(まつもとせいちょう)記念館
あのベストセラーはどのようにしてうまれたのか?
小倉城に隣接し木々に囲まれた建物『松本清張記念館』は、推理小説、歴史小説、現代史、古代史など幅広いジャンルの数々の作品を世に生み出した北九州市出身の作家 松本清張の功績を後世に継承するために設立された記念館です。『松本清張』という人物と作品を紹介、研究し、情報を発信していくという役割があります。
まず、1階記念館入口から建物内に入るとエントランスホールがあり、静閑な雰囲気を感じることができます。さらに奥に進むと展示室に辿り着きます。
展示室に入ってすぐ左側の壁には、700冊もの著書が一面に展示されています。現物のため触ることはできませんが、展示物の前に掲示されたQRコードを読み込むと、その著書についての解説文を読むことができます。先に進むと、左側の壁一面に、松本清張の歩みの年表があります。そこには、明治42年(1909年)に誕生し、進学、就職を経て、41歳という異例の作家人生をスタートさせた松本清張が芥川賞を受賞し、長年にわたり執筆活動を続け、作品の完成途中で没するまでの生涯と、その時々に起きた社会の出来事を併せて知ることができる年表が展示されています。また、執筆する際に集めた資料や取材メモ、原稿などの貴重な資料も展示されています。さらに先に進むと、東京 杉並区の自宅が再現されています。こちらの展示室で見ることができるのは自宅1階部分の部屋です。再現された自宅をガラス越しに見ると執筆活動の際に使用した膨大な蔵書も見ることができます。
2階展示室では、再現した自宅2階部分を見ることができます。実際に執筆活動をしていた書斎も見ることができます。書斎の中に入ることはできませんが、掲示してあるQRコードを読み取ると、書斎等についての文字での解説文、また360°viewを選択して書斎の室内を静止画で見ることができます。愛用していた鉛筆や赤鉛筆、メガネなども展示されています。
地下には、企画展示室や、パソコンを使って調べ物ができる情報ライブラリコーナー、ミュージアムショップがあります。
フロアの上下の移動については、階段のほか、エレベーターも設置されています。
北九州市が生み、82歳という生涯を現役のまま終えた芥川賞受賞作家、松本清張を知ることができる『松本清張記念館』。ぜひ足を運んでみてください。
〇場所 福岡県北九州市小倉北区城内2番3号
TEL:093-583-2761、 FAX:093-562-2303
〇開館時間 午前9時30分~午後6時(入館は午後5時30分まで)
〇休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)、管内整理日
※台風などにより臨時休館する場合があります。
※館内整理日、臨時休館についての詳細はホームページにてご確認ください。
〇観覧料 一般600円(団体・高齢者割引 480円)、中学生・高校生 360円(団体 280円)、小学生 240円(団体 190円)
※団体料金となるのは、30名以上の団体です。
※障害者手帳をお持ちの方は観覧料無料になります。受付にて手帳の掲示をお願いします。
〇設備等 車いす用トイレ(地下1階・1階)、エレベーター、館内出入り口等段差なし、隣接する有料駐車場あり