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北九州市身体障害者福祉協会 令和5年度事業報告及び決算について

しんしょう協会について

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北九州市身体障害者福祉協会 令和4年度事業報告及び決算について

令和5年度事業報告

 令和5年度は、新型コロナウイルス感染症が季節性インフルエンザと同等の5類相当に引き下げられたことから、指定管理者として運営する障害者福祉会館の事業の他、協会の取り組みも4年振りに制限がかかることなく通常どおりに実施することができました。

 東西の福祉会館においては、部屋の利用定員の制限をなくし、通常通りの貸館を再開したこと、また講座や研修会も従来の対面形式の内容が増えたことで、利用者の数も東西合わせて約3,700人増加しました。東西それぞれの福祉会館で開催している文化祭も、従来通りの実施形態をとることができ、開催当日は多くの来場者を迎えにぎやかなイベントになりました。

 障害者芸術文化活動支援では、ウエルとばた大ホールで第16回障害者芸術祭ステージイベントを計画通りに実施し、約1,200人の来場者に出演者の個性豊かなステージパフォーマンスを楽しんでいただくことができました。また、作品展示は北九州市立美術館黒崎市民ギャラリーで開催し、絵画や書道、手工芸など268点の作品を展示し、多くの方に楽しんでいただくことができました。

 職員の資質向上については、コロナ禍以降久しぶりに職員全員が一堂に会して全体研修を開催し、協会の理念の共有や個人情報保護に加え、障害福祉に関するグループワークを実施するなど研鑽を深めました。その他の専門的な分野については、各セクションで外部団体が主催する研修に職員を参加させるなど、スキル向上に努めました。

 また、1973年7月に5区(門司、小倉、若松、八幡、戸畑)、3部会(肢体、視覚、聴覚)で発足した身障協会は、令和5年度に設立50周年となる節目を迎えました。50周年記念事業として、9月にはリーガロイヤルホテルで記念式典を開催し、会員や関係者と共に協会の50年の歩みを振り返りました。事業の締めくくりとして、主任職を中心としたプロジェクトチームで協会発足当時からの記録写真を集め、事業の事績を基に年表を作成するなど記念誌の編集作業に取り組み、令和6年3月に50周年記念誌を無事完成することができました。

 

<事業内容>

【公益事業1 社会参加推進事業】

 障害のある人たちの社会参加を進めていくため、そのきっかけとなる芸術文化活動の推進やコミュニケーション支援を行い、併せて必要な情報の提供、整備すべき制度、サービスについての要望活動を行うなど、障害福祉の推進を図ることを目的とした事業を行いました。

 

【公益事業2 障害者福祉会館事業(東部・西部障害者福祉会館)】

 障害のあるなしに関わらず共に生きる社会の実現のため、障害のある人たちが地域で自立した自分らしい生活を送れるよう、障害のある人たちと家族・支援者の活動拠点や地域との接点として東西の障害者福祉会館の運営や社会参加支援事業を実施しました。

 

【収益事業1 点字・声の市政だより等作成事業】

 北九州市が発行する広報誌「市政だより」、「市議会だより」等の点字・録音版・テキスト版を製作し、視覚障害者の生活に必要な情報提供を行いました。また、視覚に障害のある人が日常的に使用する点字用紙などの販売も行いました。


【その他事業 地域障害者団体支援事業】

 北九州市内で活動する身体障害者団体の支援を通して、北九州市の障害福祉の推進を図ることを目的に事業を行いました。

 

令和5年度決算報告

単位(円)

 

公益目的

事業会計

収益事業等

会計

法人会計

合 計

経常収益計

経常費用計

178,815,210

183,054,060

18,983,645

16,694,222

6,444,680

4,605,967

204,243,535

204,354,249

①当期経常増減額

△4,238,850

2,289,423

1,838,713

△110,714

経常外収益計

経常外費用計

0

113,126

0

59,200

0

0

0

172,326

②当期経常外増減額

△113,126

△59,200

0

△172,326

③他会計振替額

961,331

△961,331

0

0

④法人税、住民税及び事業税

0

81,000

0

81,000

A 当期一般正味財産増減額

(①+②+③-④)

△3,390,645

1,187,892

1,838,713

△364,040

B 一般正味財産期首残高

23,492,102

27,249,053

135,604,143

186,345,298

一般正味財産期末残高

(A+B)

20,101,457

28,436,945

137,442,856

185,981,258

正味財産期末残高

20,101,457

28,436,945

137,442,856

185,981,258

※指定正味財産については、現在法人では保有していないため記載なし。


 令和5年度は、新型コロナウイルス感染症が5類相当に移行したことで、協会の取り組みも通常どおりへと戻った年でした。

 

 全体の決算としては、公益事業2の東部・西部障害者福祉会館の指定管理事業の執行残を、働き方改革に伴う職員の処遇改善に活用する特定費用準備資金として積み立て収支相償の基準をクリアするようにしたことで、収益事業からの50%繰入を加味しても若干減少する赤字決算で終えることとなりました(△364,040円)。

 

 また、令和5年度までに、コロナ禍における事業費の執行残を積み立ててきた以下の3つの特定費用準備資金については、令和5年度に全額取崩し、積み立てた目的を達成するために活用しました。

  ①50周年記念事業積立資産(1,100,000円) →法人の50周年記念イベント、記念誌のための積立

  ②ホームページ作成積立資産(500,000円) →ホームページを使いやすく刷新するための積立

  ③人件費積立資産(4,200,000円) → 働き方改革による職員の処遇改善のための積立

 

 コロナ禍のトンネルを抜け、協会の取り組みも依然と同じような状態に戻ってきました。しかし、コロナ禍で当たり前となったオンライン環境やチャットGPT等のAIを活用するノウハウを取り入れていく時代に来ており、従前の事業実施方法による費用配分については今後見直しが必要になります。

 

 公益法人としての責務を果たすべく、ICTの導入による経費の有効活用で、障害のある人のニーズに沿った幅広い事業が展開できるよう、効率的な費用配分を行いながら健全な法人運営を目指していきます。

 

ここまで本文です。

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