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UDタクシーを知ろう!

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UDタクシーを知ろう!

 

北九州市身体障害者福祉協会  櫻木 奈緒子

 皆さんは『UDタクシー』という言葉を聞いたことがありますか?

高齢者や障害のある人、子どもや妊婦・外国の人など、誰もが使いやすく、安全で便利なものを実現しようとする考え方(UD:ユニバーサルデザイン)に基づいて設計されたタクシー車両のことです。

 UDタクシーは北九州市(きたきゅうしゅうし)でも見ることができます。今回は北九州市八幡西区の『三ヶ森タクシー』へご協力いただき、実際にUDタクシー(トヨタJPNTAXI)を見せていただきました。

 さて、JPN TAXIと一般タクシーの違いは何でしょうか?違いはいろいろありますが、大きく3つ。

 1つ目は『天井の高さとドアの開口時の広さ』です。車両内の床から天井までの高さが高く、またドアを開けた時の幅もとても広く設計されています。

 2つ目は『低床のフロア』です。地面からフロアまでの高さが低く設計されていて、子どもや高齢者、背の低い方でも足を高く上げずに自分で乗り降りがしやすい設計です。

 3つ目は『車いすの乗降口の位置と車内の車いすの固定場所』です。乗降口が横にあるため、歩道側から車両に乗降できます。また、家族や友達など同乗者と隣同士になるよう車いすを固定できるため、旅行や移動時の会話を一緒に楽しむことができます。

 このタクシーの一番のポイントは『誰もが利用しやすく、街中で呼び止めても使えるタクシーをイメージして作られている』というところです。

しかし、問題点もあるそうです。

 1つ目は、車両の横側からスロープを2枚つないで乗車するので、道幅が狭いと利用が難しいこと、また2つ目は、車いすを車内で方向転換した後に固定するなど、乗降時に10分ほど時間を要すること、3つ目は、乗車可能な車いすが限定されることです。

 この点は、今後の改良が待たれるところですが、現状、乗降時間については、事前にご了承いただいた上で利用していただいているそうです。また、車いすは乗降可能な寸法内であれば、リクライニング機能付きや電動の車いすの利用もできるとのことです。

 他にも今回取材にご協力いただいた三ヶ森タクシーでは、視覚障害のある方の利用時には、事前にメールでやり取りを行ない、知的障害のある方の利用時には利用者が不安にならないように、毎回乗務員を固定して対応するといった個別の配慮を行なっているそうです。

気になる乗車料金ですが、一般のタクシー(2018年8月現在 普通車初乗り料金670円)と変わらないとのことでした。身体障害者手帳の割引も適用されるそうです。

 すべての人に使いやすい車両は理想であり、その一歩として誰もが利用しやすく、みんなにやさしい、街で呼び止めることができるということをイメージしで開発されたUDタクシー。今後も増えていけばと思いました。

 

お問い合わせ:有限会社 三ヶ森タクシー(北九州市八幡西区永犬丸南町)

UDタクシーのお問い合せ:TEL 093-611-0814  FAX 093-612-9220

タクシーのご依頼:TEL 093-601-0077  FAX 093-611-5011

UDタクシーの写真
スロープを設置した状態の写真

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