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初めての経験 そして、楽しい失敗

機関誌「しんしょうだより」

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初めての経験 そして、楽しい失敗。

歩行訓練が教えてくれた白杖のすばらしさ

西門司鍼灸所 鍼灸師 野村秀紀(のむら ひでのり)

 

 月日の経つのは早いもので、あれからもう10年が過ぎようとしている。

私は生まれつきの視覚障害者で、20代前半までは左0.02右0.01の視力を使って生活してきた。その後、左目の視力は0となり、それでも何とか単眼鏡やルーペなどを駆使し、白杖をどちらかと言えば補助的に使いながら、街を歩き、仕事をし、人生を楽しんできた。

 そして、2008年9月7日ついに右目の視力も0になってしまう。

 光を求めてのたうつ心。それを押さえようとする理性の声。

 私はそんな精神の安定を図るために、職場である鍼灸所のシャッターを4か月間にわたり下ろし続け、その間自宅にこもり眼科に通院する以外は瞑想に没頭した。

 気持ちが次第に落ち着いてくる中で、以前の生活リズムを取り戻すべく友人の力を借りて、自宅前の歩道で自己流歩行訓練を始めた。ところが、歩道の真ん中をまっすぐ進むことができずすぐにはみ出してしまう。そして自分の位置が分からなくなってしまう。車に対する恐怖感もあり、この練習もわずか二日間で断念してしまった。

 ここはやはり専門家の指導を受けなければだめだと思い、緊急生活訓練事業の歩行訓練を申し込んだ。そして、20時間の訓練を受けることになった。

 訓練では、白杖の正しい使い方、建物の壁や縁石、溝蓋や植え込み等を利用しての歩き方やバス停の見つけ方を指導していただいた。

 また、駅ではプラットホーム上での移動の仕方や停車した電車の確認と乗降口の見つけ方も教えていただいた。

 そして訓練最後の日、自宅からバスと電車を乗り継いで、ウェルとばたまでを何とか単独で往復出来るまでになった。本当にすごいことだと思った。

 長年視覚障害者をやってきた私が言うのも妙な話だが、白杖は視覚障害のそれぞれの状況によっていろんな使い方があることと、白杖歩行の基本技術はさまざまな場面に応じて広く応用出来ることを実感している。

 この20時間の歩行訓練は、約10年経った今も忘れることのできない思い出として心に深く刻まれている。

ここまで本文です。

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