7 この本、おもしろかった!~わたしの一冊~
人から聞くと「今まで読んだことのないジャンルだったけど、あら、意外と面白そう」な
んてこと、よくありますよね。「この本良かったなあ、誰かに教えてあげたいな」ってこと
も!日頃からたくさんの本を読まれている点字図書館利用者の皆さんだからこそ、ぜひ教え
てほしいその一冊。バトンをつないで、いろんな本の情報を共有してゆきましょう!
さあ、バトンは前号の「北点図お蔦」さんから「トド」さんへ。
それではトドさん、お願いします。
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はじめまして。トドです。
まずは、ミッチ・アルボム著「モリー先生との火曜日」
ホーキング博士も患っているALS(筋萎縮性側索硬化症)にかかってしまった、不運ながら
も、とてもチャーミングな社会学の老教授の物語。
教え子だった筆者が書いた物語で、どんどん先生のチャーミングさがわかってゆき、不思議
なことに決して読む側に「苦しい」とか「つらい」とかを感じさせないのです。
目は潤みますが、涙が落ちるということはありません。
筆者の力でしょう。潤んでは乾き、潤んでは乾きします。
目の為にも、お勧めです。
そしてもう一つ。糸井重里監修「大人語の謎。」
抱腹絶倒。ひたすら笑えます。
筆者の日本語への観察力、操る力、面白がる力がとてもスゴイです。
とにかく笑い転げているうちに、いささか悪知恵も身につくような気がします。
ご一読を。
この2冊は、点字図書館の方に教えて頂いて知ることができました。
自分一人では、お借りしなかったのではと思います。
教えて頂いたこと、いっぱい感謝しています。