要約筆記とは、手話を主なコミュニケーション手段としない中途失聴者(ちゅうとしっちょうしゃ)や難聴者(なんちょうしゃ)に対して、話の内容を要約し、その場で文字にして伝える意思(いし)疎通(そつう)支援(しえん)の方法です。
要約筆記には大きくてわけて、手で書く「手書き通訳」とパソコンを使用してキーボードで入力する「パソコン通訳」があります。また、要約筆記業務に従事(じゅうじ)する通訳者のことを要約筆記者と呼びます。
会館の料理やモノづくりの講座・交流会などでは、受講生(じゅこうせい)や参加者の横で通訳「手書き通訳」をしてもらっています。
会義や研修会などでは、「パソコン通訳」で、パソコンやスクリーンに表示して通訳してもらっています。
要約筆記者になるためには、いろいろな知識や技術が必要で、北九州市では、毎年、要約筆記者養成講座を開催しています。来年度については、2025年(R7年)5月中旬~2026年(R8年)1月下旬の毎週金曜日10時~15時の開催予定です。受講料は無料ですが、テキスト代が7,000円程度必要です。
所定の講座時間を修了された方には、北九州市長の修了証を交付します。
受講後、全国統一要約筆記者認定試験に合格された方は、北九州市要約筆記者派遣事業に登録し、要約筆記者として活動することができます