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会館だより

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「人」 太鼓がひびき合い

 

                                  小倉祇園太鼓 聾鼓会(ろうこかい)

                                   堤(つつみ) 義孝(よしたか)氏 

            

 7月某日気温28度、晴天の下(もと)かすかに蝉の鳴き声が聞こえ、ドドン・ドドンと小倉の町には、かなりうるさい太鼓の音と、山車が自分の前をゆっくりゆっくりと通っていく。太鼓の打ち手(打つ人のこと)にとって無法松と言われる事は、この上ない誉め言葉です。

 私が、太鼓を始めたのは、12年前で、なにをしても長続きできず気持ちが落ち込んでいるころでした。何か自分にしかできない特異な事を探していた時、自分は手が大きいので、他の人と比べて手話をした場合、相手に伝えやすいという理由で手話教室に行きました。しかし、自分にはなにかが合わず、その時に知ったのが小倉祇園太鼓聾鼓会でした。今でもありますが、当時は、練習の時に手話で言われている意味がわからず逃げたいと思ったこともありました

 2年目からは競演会メンバーになりました。当時は大人のメンバーが多く今のAKBの神7(セブン)のような絶対的メンバーたちがいましたので参加できるかどうかわかりませんでしたが、メンバーになり太鼓を打った後は、緊張して足が震えていた事を覚えています。いまではメンバー構成も変わり10年選手は2~3人になってしまいました。

 ここ数年は、小中学生がたくさん入会しています。太鼓の競演会は、日にちが決まっているので何とか参加できるレベルに技術を持っていかなければと思っています。小倉祇園太鼓の指揮者は、ジャンガラですが、聴覚に障害があると、健常者どおりの教え方では、リズムがわからず人によっては左右逆に打つことがあります。初心者が打つ時は、ジャンガラ以外の打ち手も動作を大きくすることで、視覚から得る情報量を多くしてリズムを合わせやすく工夫しています。ついついきつくなると動作が小さくなるので、良い勉強になります。リズムが合わせられると、次は早打ちと、段々ステップアップしていきます。毎年必ず競演会で発表という形で、成果を表現できる場があることは、自分自身の目標にもなっています。

 これからは、自分に太鼓を教えてくれた人に感謝し恩返しの気持ちを忘れず、自分の太鼓の技術に磨きを掛け、人として精進していきたいと思っています。

 太鼓に興味がある方は、是非遊びに来てください。聾鼓会は、毎週土曜日の夜7時から東部会館で練習しています。

小倉祇園太鼓聾鼓会(ろうこかい) 堤(つつみ)義孝(よしたか)氏
太鼓練習の様子
太鼓を打つ堤さん

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