ひと
暮らしのなかに植物を
「花の工房 柚(ゆず)店主」
松尾 昌樹(まつお まさき)先生
西部障害者福祉会館で、フラワーアレンジメントの講座を担当させていただいております花の工房柚(ゆず)の松尾 昌樹です。北九州市戸畑区で花屋を始めて4年目になります。
地元の高校を卒業後、菓子職人になるため熊本で修業を始め、26歳の頃に帰郷。そこからさまざまな職業を経験しました。
花の仕事を始めたきっかけは、20代後半頃のフランス旅行でした。
短い滞在期間でしたが、日本では感じることができない花と人、植物と街、文化の違いに触れることが出来ました。花屋が街中にあり、花束を持って歩く大人や子供を見て、何て素敵なんだと感動したことを今も鮮明に覚えています。将来について、考えがまとまっていなかった自分に、とても良い影響を与えてくれました。
帰国後、地元の花屋でアルバイトをしながら、花の知識と技術を磨き、路地裏にある長屋の一室を花屋として自分でリノベーションしました。
お店では、控えめで、普段は脇役になるような個性的な花や、カスミソウや蔦系、山野草系などを多く取り扱っています。珍しいものが見つかるような、男性や子ども誰でも気軽に入って来れるような花屋を目指し、日々勉強の毎日です。