ひと
あんばいよく
手作りお菓子とパンの店 はやし屋
林 茂樹(はやし しげき)先生
こんにちは。西部障害者福祉会館でお菓子(和菓子・洋菓子)やパンづくりを講座参加者の皆さんと楽しませていただいている、林 茂樹です。
お菓子づくりなどの講師依頼を受けるようになったのは、30年ほど前。
僕の娘がまだ小学校低学年のころ、遊びにきた友達が、お母さんの手づくりお菓子をおやつに持ってきて「お母さんがつくったお菓子よ、おいちゃんも食べていいよ」と、嬉しそうに美味しそうに食べていました。少しもらって食べたのですが、お世辞にも美味しいとは言えないようなものでしたが、その子にとってはお母さんの愛情というスパイスがたっぷりのお菓子なのだろうと思った出来事でした。
僕の持っている知識を参考にしていただき、皆さんの手づくりお菓子でご家族や親しいご友人との団欒に一役買えればいいなと思い、クラブや市民センター講座、家庭教育学級など依頼があれば出来るだけお受けするようにしました。
お菓子をつくるうえで、これだけは守らなければいけないということが幾つかありますが、細かい点などむずかしくは言わずに、手を抜いて出来ることは手を抜き、そうそう日本にはいい言葉がありますよね!『あんばいよく』という思いで参加者の皆さんと楽しんでいます。
会館からのお話はためらうこともなく快諾しました。春ケ丘の支援学校の経験もありましたし、僕が生まれた時から右半身麻痺の祖父と同居していたので、小さいながら、手足が不自由なことも特別なこととは思っていませんでした。
人はロボットではないので、一人一人違うのは当然のことで、出来ない人には出来る人が少しだけ手を貸してあげればと思っています。
お菓子づくりは、ご家庭でも作りやすいように出来るだけ市販の手に入れやすい材料で、あまり複雑ではないレシピで行っていますが、僕の手違がいでうまくいかないこともあります。その時には「ゴメンね」と許してもらい、明るい受講生の皆様から元気を分けていただき、これからも続けていけたらいいな、と思っています。
さて、次の講座では、何をつくれば皆さんに喜んでもらえるかなあ~