ひと
みんなで元気にエクササイズ
西木新体操クラブ 主宰 スポーツインストラクター 西木(にしき) 睦(むつ)美(み) 氏 |
最近はウォーキング、ヨガ、ストレッチ、体操を日々の運動に取り入れている方を良く見かけます。テレビでも健康情報が必ずと言ってよい程、取り上げられています。私においても市や市民センター主催の講座依頼が多く寄せられています。
私は体育大学で新体操部に所属し、競技選手として学生生活を送りました。卒業後は、スポーツクラブでエアロビクス、ウエイトトレーニングのインストラクターとして勤務しました。北九州に帰郷(ききょう)して後は、小中学生に新体操、幼児体操、市民センターの健康サークル、ディサービスで転倒予防体操等、幅広く生涯体操に関わってきました。
生活環境の変化で、毎年子ども達の体力低下が問題視されています。これとは逆に、健康の大切さを実感している高齢者の方々は、積極的に運動することを心がけている様に感じます。ですが、単に“健康になる„だけを目的に指導するのではなく、子ども達には身体に興味関心を持ち、出来なくても頑張る気持ちを養(やしな)い、達成感を味わうことで心の成長を、高齢者の方にはコミュニケーションを取りながら楽しく仲間作りを目的に日々の生きがいにつながっていく事を主(しゅ)に願っています。
次男のPTA活動からのつながりで東部障害者福祉会館より健康エクササイズ講座の依頼を頂き、今年で9年になります。参加者の皆さんは、年齢も障害の種類、程度共に幅広く、私自身障害のある方への指導は初めてだったで、毎回試行(しこう)錯誤(さくご)しながら講座を行ってきました。椅子に座ってのストレッチで日常生活の身体こわばりをほぐします。また、身近な物を使い、ゲーム感覚で身体機能に働きかけていきます。お手玉を使っての的当ては大評判で大盛り上がり。大声で笑って気分もすっきり心身共にリフレッシュします。
顔(かお)馴(な)じみとなったみなさんと今年も元気に体操できる事、楽しみにしています。