はたらく
障がいのある方が働いている企業や事業所の紹介コーナー
「サンアクアTOTO株式会社」 ~後編~
4月号では、小倉南区にある「サンアクアTOTO」の企業側の取組みをご紹介しました。
社員が安全・安心に働けるよう建屋内外に、様々な工夫がされていました。
今回は、仕事の成果をあげる為に、社員自らが考案した改善活動のご紹介と、働いている製造部の吉井さんと、サポート業務部の福本さんにお話しを伺いました。
吉井さん
吉井さんは、入社5年目、組立業務のサブリーダーを任されています。 入社の動機は、大手のTOTOでいろいろな障がいのある方と一緒に仕事ができるから。 入社して困ったことは、同じ職場で働く聴覚障がいの方 とコミュニケーションが取れなかったこと。この事をきっかけに、吉井さんは就業前の時間を利用して、社内の手話教室で少しずつ手話を学び、現在手話検定準2級を取得するまでになりました。 当初は人前での挨拶は緊張し、新しいことをするのが苦手だったそうです。 今では人と話しをする事が大好きな、そんな吉井さんの将来の夢は、「手話通訳士になること!!そして、エリアリーダーになり、新入社員に上手く教えられるような指導員になること」と、柔らかい表情の中にも、しっかりとした目標をもって仕事に取り組まれていました。
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福本さん
福本さんは、入社6年目、サポート業務部で点字印刷業務に携わっています。 障害者職業能力開発校で音声パソコンコース(視覚障がいのある方対象)の訓練指導士の経験もあり、現在は業務の点字製作はすべて任されています。 社内には相談員が在籍しており、常に困ったことを相談できる環境が整っています。 また、以前同じ部署で働いていた視覚障がいの同僚と話し合いながら、やり方を工夫改善しているので、現在困っていることは全くないそうです。 そんな福本さんの将来の夢は、「みんなから聞かれても答えられる、頼られる先輩になること」と、仕事への意欲をもち、後輩の育成まで考えて職務に励んでいました。 趣味は2年前より始めたマラソン。何事にも一生懸命な福本さんは、北九州マラソンにも挑戦しています。
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吉井さん、福本さんありがとうございました。
これからも夢に向かって頑張って下さい!!