編集後記
"「ソーシャルディスタンス」なんか嫌だ!"
そう会館利用者に言われた。
なるほど、確かに「ソーシャルディスタンス」は直訳すると社会的距離。孤立や心理的距離も含みそうな言葉だ。
本来、英語圏では「ソーシャルディスタンシング」感染予防戦略を示す言葉で「感染拡大を防ぐために物理的な距離をとる」という定義だそうだ。
そうこうしていると、世界保健機関(WHO)が、「ソーシャルディスタンシング」から身体的、物理的距離の確保を意味する「フィジカルディスタンス」に言い換えるよう推奨。
確かにコロナ禍は、人と人との身体的距離だけではなく心理的距離も広げたような気がする。いつも会っていた人と直接会えない苦痛、人との心のつながりが薄くなった感は否めない。
でも、こんな時期だからこそ、「身体的・物理的距離」はとっても、心の距離感は近くありたい。
"「社会的距離」なんか嫌だ!"
全く同感である。
会館は、皆さんに寄り添う館でありたい。
豆知識
皆さん、今号の3頁“はたらく‟に出てきたマラニックってご存じですか?
【マラニック:マラソンとピクニックを合わせた造語で、タイムや順位を競うのではなく、それぞれのペースで自然の景色や観光名所、史跡仏閣などを巡り楽しみながら歩いたり、走ったりするスポーツ。】
グルメマラニックもあるそうですよ。