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◆ 2018年度からの主な文学賞受賞作品
昨年度からの、主な文学賞を受賞した作品のいくつかを、サピエ図書館での着手・完
成状況と併せてご紹介します。
●芥川賞(2018年下半期)
「ニムロッド」 上田 岳弘 著
〈内容〉仮想通貨をネット空間で「採掘」するシステムエンジニアの僕。中絶と離婚の
トラウマを抱えた外資系証券会社勤務の恋人。小説家への夢に挫折した同僚“ニムロッ
ド”。あらゆるものが情報化する不穏な社会をどう生きるか。新時代の仮想通貨小説。
(点字・デイジー 着手あり)
●芥川賞(2018年下半期)
「1R1分34秒」 町屋 良平 著
〈内容〉考えすぎてばかりいる、21歳プロボクサーのぼくは、自分の弱さに、その人
生に厭きていた。駆け出しトレーナーの変わり者、ウメキチとの練習の日々が、ぼくを、
その心身を、世界を変えていく。 (点字・デイジー 完成あり)
●直木賞(2018年下半期)
「宝島 HERO’ş ISLAND」 真藤 順丈 著
〈内容〉英雄を失った島に、新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた幼馴染み、グス
ク、レイ、ヤマコ。彼らは警官になり、教師になり、テロリストになり、同じ夢に向か
った。青春と革命の一大叙事詩。 (デイジー・テキストデイジー 完成あり)
●本屋大賞
「そして、バトンは渡された」 瀬尾 まいこ 著
〈内容〉森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を
愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語。
(点字・デイジー・テキストデイジー 完成あり)