スクリーンリーダー用に表示内容を最適化

音声ブラウザ向けページ内リンク

本文へ進みます

サブコンテンツへ進みます

メインナビゲーションへ進みます

ページナビゲーションへ進みます

音声ブラウザ向けリンク終了

ここからメインナビゲーションです。

  • 申込受付中
    • 東部会館講座
    • 社会参加推進センター
    • 西部会館講座
    • 聴覚障害者情報センター
  • 北九州市身体障害者福祉協会
    • 協会の取り組み
    • 協会の活動方針
    • 組織
    • 情報開示
    • 機関誌「しんしょうだより」
    • ジパング倶楽部 特別会員
    • お知らせ一覧
  • 障害者福祉会館
    • 東部障害者福祉会館
    • 西部障害者福祉会館
    • 障害者芸術文化応援センター
    • 障害者社会参加推進センター
    • 機関誌「会館だより」
  • 情報提供施設
    • 点字図書館
    • 聴覚障害者情報センター
    • 視聴覚障害者情報センター
  • アートセンター
    • 事業の紹介
    • イベント・お知らせ
    • 北九州市障害者芸術祭
    • 令和3年度障害者芸術祭
    • 過去の事業紹介
    • 障害者アーティストへの応援
    • パフォーマー紹介
    • かがやき作品展
    • かがやきアートギャラリー
    • レインボードロップス
    • 黄金町かがやきミニライブ
    • かがやきアート月間事業
    • 春のスイーツ広場
    • 障害者芸術祭記念誌
    • 作品・ステージ出演募集
    • 芸術文化情報発信
  • お問合せ
  • 様式ダウンロード
  • リンク

ここまでメインナビゲーションです。

 ホーム > 北九州市身体障害者福祉協会 > 第60号 > 

LENCONのはじめの一歩

北九州市身体障害者福祉協会

ここから本文です。

LENCONのはじめの一歩

しのびよる病魔  永松  玲子(ながまつ れいこ)さん

 

※サリドマイドの薬害のため、両肩から数本の指が少し出ていて、左目は失明、右目も眼球振動があり弱視(近づけば人がいるか識別できる)

 

 ひのみね学園まで迎えに来てくれた両親と一緒に、私のまた長い長い列車の旅が始まりました。初めに列車にしばらく乗り、高松から宇島まで船に乗り、そして宇島から岡山まで列車に乗り、岡山から北九州の戸畑まで列車を乗り換え帰ってきました。

 列車の窓から見える景色。徳島のひのみね学園に行く時は、戸畑を夜遅く出たので景色はずっと夜で、私は涙をためながらひのみね学園に行きましたが、今度はその逆で、明るい間に戸畑へ帰っていく。いくら乗り物をたくさん乗り換えて長い時間がかかってもとにかく家に帰れる。そのことが嬉しくてずっと景色を見ていました。ただちょっと心残りだったのは、同じ部屋で寝起きしていたルームメイトにお別れの挨拶がちゃんとできなかったことでした。

 「きっとみんなびっくりするだろうなぁ。」「涙をためながらみんなを見送っていた私が今度はいないんだもん。」そう思いながらも、やっぱり家に帰れることのほうが嬉しかったです。

 念願の家に帰り、結局どれくらい自宅にいたでしょう。私が思っていたより長くいた気がします。ひのみね学園を出た私は、このままずっと自宅にいて足立学園に行かなければいいのにと思っていました。

 でも現実はそうはいきません。夏休みが終わると、私はまた幼い頃いた足立学園に戻され、重たい電動技手の訓練が始まりました。

 それでも今度は私も黙っていません。訓練の先生が電動技手を持って追いかけてきても、「その技手は重いしきついからいや!足をつかってもいいやん。」と逃げ回り、結局つかまって訓練という日々を繰り返しました。

 そんな日々の中で唯一楽しみなのが、1か月に一度の一泊帰省でした。

 家に帰れば両親と妹、そしてやたらと吠えるスピッツの「しろ」。みんなの声を傍(そば)で聴くと、なんだか気持ちがゆったりしていました。

 一泊帰省が終わるとまた足立学園での電動技手の訓練です。その訓練に目標をなくした私にとって、訓練はただただ苦痛の時間でしかありません。そんな日々の中、知らない間に私の体に病魔がしのびよっていました。

ここまで本文です。

印刷用のページを表示する