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しんしょう協会(きょうかい)(北九州(きたきゅうしゅう)()身体(しんたい)障害(しょうがい)(しゃ)福祉(ふくし)協会(きょうかい))

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障害(しょうがい)平等(びょうどう)研修(けんしゅう)~WeThe15(ウィザフィフティーン)』を開催(かいさい)

 2023(ねん)3月(さんがつ)11(にち)())、北九州(きたきゅうしゅう)()障害(しょうがい)(しゃ)相談(そうだん)(いん)対象(たいしょう)に、『障害(しょうがい)平等(びょうどう)研修(けんしゅう)~WeThe15』を開催(かいさい)しました。講師(こうし)には、NPO法人(ほうじん) 障害(しょうがい)平等(びょうどう)研修(けんしゅう)フォーラムより、土岐(とき)達志(たつし)(ときたつし)()お迎え(おむかえ)しました。土岐(とき)()は、((いち)(しゃ)長崎(ながさき)(けん)身体(しんたい)障害(しょうがい)(しゃ)福祉(ふくし)協会(きょうかい)連合(れんごう)(かい)会長(かいちょう)でもいらっしゃいます。

 土岐(とき)()研修(けんしゅう)のタイトルとした『WeThe15』は、東京(とうきょう)2020パラリンピック競技(きょうぎ)大会(たいかい)()始まっ(はじまっ)世界(せかい)(てき)なキャンペーンで、世界(せかい)人口(じんこう)80(おく)分の(ぶんの)12(おく)―つまり、世界(せかい)人口(じんこう)の15%を占める(しめる)障害(しょうがい)(しゃ)に対する(にたいする)差別(さべつ)を、この(さき)10(ねん)をかけて無くす(なくす)ことを目指し(めざし)ています。

 日本(にっぽん)においても2021(ねん)5月(ごがつ)障害(しょうがい)理由(りゆう)とした不当(ふとう)差別(さべつ)禁止(きんし)する「障害(しょうがい)(しゃ)差別(さべつ)解消(かいしょう)(ほう)」の改正(かいせい)(ほう)成立(せいりつ)し、これまで企業(きぎょう)店舗(てんぽ)など民間(みんかん)事業(じぎょう)(しゃ)には「努力(どりょく)義務(ぎむ)」とされてきた「合理(ごうり)(てき)配慮(はいりょ)」は、法的(ほうてき)に「義務(ぎむ)」となりました。


▲「障害(しょうがい)とは、○○○である」 について考える(かんがえる)参加(さんか)(しゃ)

 研修(けんしゅう)では、差別(さべつ)無くす(なくす)ための「障害(しょうがい)(しゃ)差別(さべつ)解消(かいしょう)(ほう)」が求める(もとめる)合理(ごうり)(てき)配慮(はいりょ)」とはどういうものなのか、そもそも「障害(しょうがい)」とは(なに)なのか、障害(しょうがい)当事者(とうじしゃ)、そして当事者(とうじしゃ)家族(かぞく)でもある障害(しょうがい)(しゃ)相談(そうだん)(いん)皆さん(みなさん)に、改めて(あらためて)考え(かんがえ)ていただきました。

 最初(さいしょ)のワークは「『障害(しょうがい)とは○○である』の○○に当てはまる(あてはまる)言葉(ことば)を30(びょう)考える(かんがえる)」―でした。「心身(しんしん)機能(きのう)障害(しょうがい)によって、生活(せいかつ)(なか)妨げ(さまたげ)になるもの」「(ひと)(ひと)関わっ(かかわっ)(とき)に、()生まれる(うまれる)もの」などの意見(いけん)()ました。

 研修(けんしゅう)中盤(ちゅうばん)では、障害(しょうがい)のある(ひと)無い(ない)(ひと)全く(まったく)逆転(ぎゃくてん)した世界(せかい)描か(えがか)れたビデオを視聴(しちょう)しました。障害(しょうがい)のないサラリーマンが、訪問(ほうもん)(さき)会社(かいしゃ)受付(うけつけ)行く(いく)手話(しゅわ)対応(たいおう)されたり、読め(よめ)ない点字(てんじ)資料(しりょう)渡さ(わたさ)れたり、一息(ひといき)つきたくて喫茶店(きっさてん)行く(いく)と「(いち)(にん)では入れ(いれ)ない」と拒否(きょひ)されたり、車いす(くるまいす)(ひと)次々(つぎつぎ)にスロープから乗車(じょうしゃ)するバスに乗ろ(のろ)うとすると「立っ(たっ)てつり(かわ)につかまるなんて危ない(あぶない)から駄目(だめ)です。規則(きそく)だから!」と乗車(じょうしゃ)拒否(きょひ)されたり―逆転(ぎゃくてん)世界(せかい)は、つまり、現実(げんじつ)世界(せかい)障害(しょうがい)のある(ひと)たちが置か(おか)れている状況(じょうきょう)です。障害(しょうがい)のないサラリーマンが感じ(かんじ)数々(かずかず)のバリアは、健常(けんじょう)(ひと)対象(たいしょう)としてつくられた現実(げんじつ)社会(しゃかい)(なか)で、障害(しょうがい)のある(ひと)たちが実際(じっさい)感じ(かんじ)ている「(かべ)」なのです。

 土岐(とき)()自身(じしん)も、24(さい)(とき)仕事(しごと)(ちゅう)左足(ひだりあし)切断(せつだん)する事故(じこ)遭い(あい)義足(ぎそく)をつけて生活(せいかつ)するようになって初めて(はじめて)地域(ちいき)社会(しゃかい)道路(どうろ)建物(たてもの)、あらゆるものが健常(けんじょう)(ひと)対象(たいしょう)にしてつくられていること、社会(しゃかい)(なか)様々(さまざま)なバリアを実感(じっかん)されたそうです。

 障害(しょうがい)は、個人(こじん)心身(しんしん)機能(きのう)起因(きいん)するもの(障害(しょうがい)個人(こじん)モデル)ではなく、社会(しゃかい)(がわ)にあり(障害(しょうがい)社会(しゃかい)モデル)、社会(しゃかい)作り出し(つくりだし)社会(しゃかい)(てき)障壁(しょうへき)取り除く(とりのぞく)ことは社会(しゃかい)責務(せきむ)であることを(さい)認識(にんしき)しました。 

 様々(さまざま)障害(しょうがい)多様(たよう)(せい)についての理解(りかい)社会(しゃかい)モデルの考え方(かんがえかた)浸透(しんとう)し、それが当たり前(あたりまえ)になることで、(だれ)もが住み(すみ)やすい世の中(よのなか)になっていく。地道(じみち)月日(つきひ)はかかるけど、地域(ちいき)社会(しゃかい)変え(かえ)ていくために、それぞれが出来る(できる)ことを考え(かんがえ)、それを実行(じっこう)していきましょうという土岐(とき)()言葉(ことば)に、背筋(せすじ)伸びる(のびる)思い(おもい)がした研修(けんしゅう)でした。

 

※この(たび)土岐(とき)達志(たつし)(さま)より((おおやけ)(ざい)北九州(きたきゅうしゅう)()身体(しんたい)障害(しょうがい)(しゃ)福祉(ふくし)協会(きょうかい)障害(しょうがい)福祉(ふくし)向上(こうじょう)のためのご寄付(きふ)賜り(たまわり)ました。ご厚意(こうい)(こころ)より感謝(かんしゃ)申し上げ(もうしあげ)ます。


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