平成27年度 第8回北九州市障害者芸術祭及びふれあいフェスタ2015の報告
北九州市障害者芸術祭は、障害のある人達が芸術や文化活動に参加することで、生きがいや自信を創り出し、自立と社会参加を進めていくこと、また、市民の皆さんに、障害のある人達の理解と啓発を進めていくことを目的として始まり、今回で8回目の開催となりました。
芸術祭は、ステージイベントと作品展に分かれて開催され、平成27年11月29日(日)にウェルとばた3階大ホールにて開催したステージイベントでは、障害者アーティストのダンスや落語、ピアノ演奏やダンスワークショップの発表に加え、ふれあいフェスタとの合同企画という形をとり、特別コンサートに「杉山清貴(すぎやま きよたか)」さん、人権講演に「さかなクン」をお迎えしました。
出演者のみなさんの元気で笑顔いっぱいのダンスや演奏。出演者を支えてきた家族の感動の涙、喜びの笑顔。そして見に来ていただいた会場のみなさんの、にこやかな表情と目の輝き。それらは今回の芸術祭のテーマ「みんなの夢が響く瞬間(とき)、輝くところ」のように、会場内に思いっきり夢が響き合い、かがやいた場所になれたと思いました。
特別ゲストの効果もあり、ステージイベント当日は会場が来場者で一杯になり、障害のある人達への理解や啓発に繋がるきっかけをつくることができたと思います。
一方、作品展は12月1日(火)~12月6日(日)の期間で、黒崎のコムシティ3階 北九州市立美術館黒崎市民ギャラリーで開催しました。年々たくさんの方に周知していただけるようになり、今年はなんと!165点の応募がありました。北九州市長賞、(公財)北九州身体障害者福祉協会理事長賞、北九州市障害者芸術祭実行委員長賞の決定も難航するほどの力作が集まりました。
各賞を含め、165点の全作品が会場内をところ狭しと展示され、それぞれの作品が来場者の目を引き、かがやいていました。
ステージイベントも作品展も、多くの方にご来場いただき、無事終了することができました。本当にありがとうございました。
芸術祭はこれからも続きます。身障協会はこれからも障害のある人達の芸術文化活動を発信していきます。
市身障協会職員 永松 玲子(ながまつ れいこ)