生きがい
「絵を描くことが好きだから。」
特定非営利活動法人ねぎぼうずの里 障害福祉サービス事業所リーシュ
利用者 田中 晃子(たなか あきこ)
皆さん、こんにちは。私はリーシュに通所している田中晃子です。普段は小倉南区のグループホームからリーシュの送迎の車に乗り通所しています。
私は絵を描くことがとっても大好きです。いつ頃から絵を描き始めたのかはわかりませんが、2年前からリーシュに行くようになり、少しずつ描くようになりました。
私が絵を描く場所はリーシュの作業場です。ブックカバーにカラフルな絵を描くことが仕事で、頭の中に描きたい絵が浮かぶとスケッチブックを広げ、たくさん絵を描きます。そしてその絵をブックカバーに描いていき、色もたくさん使って描きます。色をたくさん使うと楽しくなるからです。
私が描く絵は動物や鳥、蝶やカエル、ワニなどですが、動物や昆虫の本を見ながら描いていきます。動物の中では特にシマウマが大好きで、ブックカバーにもよく描きます。一つの絵を描き終わるのに、1時間はかからず、3つくらい描いています。
そんな私ですが、リーシュで絵を描くようになった初めの頃は、絵を描いた後の色をどうやって塗ればいいのかわからず、悩みました。そんな時、溝野先生が「好きな色を塗っていいんじゃない?」って言ってくれて、私の悩みは消えました。
好きな色を塗っていいと言われた日から色鉛筆やボールペンの色をたくさん使い、一つの絵を描く度に色を増やしていきカラフルな絵になりました。今私が持っている色は全部で150色くらいあります。
私の夢は、好きな絵をたくさん描き、ブックカバーや色々なグッズになって売れていくことです。そのためにも「もっともっと絵を描かないと」って思います。
晃子さん、ありがとうございました。晃子さんの夢が叶うと良いですね。
私の個人的な希望としては、晃子さんの絵を1枚の生地にしてもらい、それを買って私のおしゃれズボンにしてみたいです。
聞き手 身障協会職員 永松玲子