スクリーンリーダー用に表示内容を最適化

音声ブラウザ向けページ内リンク

本文へ進みます

メインナビゲーションへ進みます

ページナビゲーションへ進みます

音声ブラウザ向けリンク終了

ここからメインナビゲーションです。

ここまでメインナビゲーションです。

 ホーム > しんしょう協会について > 

初めての経験 そして、楽しい失敗

ここから本文です。

初めての経験 そして、楽しい失敗

 生き方のデザイン研究所会員   黒髪  規(くろかみ  まさき)

 

 2回目の登場、生き方のデザイン研究所です。

障害があることで我慢したり、あきらめたりしないで障害があることを強みに感じられる活動を展開中です。前回に続き、研究所の雑談の中から今だから笑える失敗談、ドキドキの初めての体験談をご紹介します。

 

遠山「こんにちは~。まずは、自己紹介からお願いします。」

黒髪「頭の髪の毛、黒髪です。脳腫瘍の後遺症で右片麻痺と視覚障害、言語障害があります。リハビリのためにと、左手で絵を描いてます。」

遠山「その絵が、とっても素晴らしくて、絵手紙を販売したら行列ができるほど人気なんですよね~」

黒髪「自分は、みんなが喜んでくれたら、それが嬉しいんよ」

遠山「そんな優しい黒髪さんですが、失敗談なんかありますか?」

黒髪「今やから言うけどね、自分が参加したお見合いパーティのこと。福岡のあるホテルで開催されたもので、早くから楽しみにしてたけど、その日はあいにくの雨で、自分が杖で、傘さして歩くのは大変だから、博多駅からタクシーのったんよ。なのに、運転手が行先間違えて、ギリギリに到着。慌てて受付したら名札と登録番号を間違えられて、座る席も違っていて、また慌てたよ~」

遠山「あらら、大変でしたね~」

黒髪「いやいや、大変なのはこれからよ。自分は、こんなパーティ初めてで、食事が立食って知らんかった。杖ついて、お皿もって料理を取るのはとっても大変。周囲に手伝ってくれるような係の人が居ないか探して、やっと料理を取ってもらうことができたけど、お見合いどころじゃない。いいな~と思う人がいても、これじゃ、障害者は大変そうという印象ばかりが目立ってしまって…」

遠山「それは、配慮が主催者の配慮が足りないよね?」

黒髪「いい勉強になったと思う。今度から、食事はどんなスタイルか?どんな配慮をしてもらえるか事前に聞こうと思う。自分からも、必要なことは先に話して、相談したが良いと思った。タクシー代にホテルの食事付きで高い参加費払って、勉強させられたよ。」

遠山「そっか~、残念でしたね。障害があってもなくても自分をいちばんステキに魅せる方法に研究が必要ってことですね!これからも、チャレンジ応援してますよ!」

 

 生き方のデザイン研究所では、お互いの失敗談や残念な経験も隠さず話題にして、ともに笑ったり泣いたり…次のチャレンジのエネルギーにしています。

ここまで本文です。

印刷用のページを表示する